神奈川県

勝坂遺跡

かつさかいせき

所在地神奈川県相模原市南区磯部1780ほか外部リンクGooglemap

主な時代縄文時代

勝坂遺跡(かつさかいせき)は相模川(さがみがわ)ぞいの丘(おか)の上にある、縄文時代中期(じょうもんじだいちゅうき)のムラの跡(あと)です。1926(大正15)年に考古学者(こうこがくしゃ)の大山柏(おおやまかしわ)先生が発見した土器(どき)は、立体的なもようや、顔を表現したとっ手などがついていて、とても注目されました。これらの土器(どき)は、のちに「勝坂式土器(かつさかしきどき)」よばれ、縄文時代中期(じょうもんじだいちゅうき)を代表する土器(どき)とされました。この遺跡(いせき)からは、60軒(けん)以上の住居 たて穴建物(たてもの)の跡(あと)が発見されていて、湧水(わきみず)も確認されています。また、多くの打製石斧(だせいせきふ)が出土(しゅつど)しましたが、大山先生は「これらは ほる道具でなないか?」と考えました。ここから縄文時代(じょうもんじだい)に農耕(のうこう)をおこなっていたという説(せつ)が初めて生まれたのです。その記念すべき遺跡(いせき)としても知られています。

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現在の様子2009年に遺跡公園(いせきこうえん)が完成し、住居(たて穴建物)2軒(けん)やたて穴建物(たてもの)をこわした後の窪地(くぼち)なども復元(ふくげん)されています
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