宮城県

田柄貝塚

たがらかいづか

所在地宮城県気仙沼市字所沢外部リンクGooglemap

主な時代縄文時代

丘(おか)の上につくられた縄文時代(じょうもんじだい)の貝塚(かいづか)です。面積は64㎡で、里浜貝塚(さとはまかいづか)や大木囲貝塚(だいぎがこいかいづか)などの他の貝塚(かいづか)と比べて小さいですが、貝塚(かいづか)はもっとも厚い(あつい)所で1.5mも貝がらが積もっていました。貝塚(かいづか)では、貝だけでなく動物や鳥、魚の骨(ほね)も見(み)つかりました。
その骨(ほね)を調べてみると、イワシやサバ、サケなどの魚や、シカやイノシシなどのほ乳類、鳥類あわせて152種類もの生き物が食料にされていることがわかりました。特にサケの骨(ほね)は、貝塚(かいづか)のあちこちから見つかり、田柄(たがら)貝塚(かいづか)の人びとが積極的にサケをつかまえていたことがわかります。動物の角や骨(ほね)は、魚をつるためのつり針(ばり)などの道具や、アクセサリーの材料としても使われました。
また、お墓(はか)も見(み)つかっています。ここでは大人や赤ちゃんのお墓(はか)が16か所見(み)つかっています。ここにはイヌやイノシシの赤ちゃんもていねいに埋葬(まいそう)されていました。

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  • 貝層の断面図

    貝層の断面図

  • 埋葬されたイヌ

    埋葬されたイヌ

  •    骨角製の漁具

       骨角製の漁具

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