全国こども考古学教室

長野県

星糞峠黒曜石原産地遺跡

ほしくそとうげこくようせきげんさんちいせき

所在地長野県小県郡長和町大門鷹山外部リンクGooglemap

主な時代縄文時代

霧ヶ峰(きりがみね)から八ヶ岳(やつがたけ)の一帯(いったい)は、日本を代表する良質(りょうしつ)な黒曜石(こくようせき)がとれる場所です。そのなかでも、星糞峠(ほしくそとうげ)のまわりでは、縄文人(じょうもんじん)が数千年にわたって黒曜石(こくようせき)を掘(ほ)り続けた跡(あと)がたくさん残っています。ここは、黒曜石(こくようせき)の鉱山なのです。国内でも珍しい黒曜石(こくようせき)の鉱山(こくようせきこうざん)には、キラキラ光る黒曜石(こくようせき)のカケラがたくさん散(ち)らばっています。これらの場所には、星糞峠(ほしくそとおげ)、星ヶ塔(ほしがとう)などの名がついています。われわれの祖先(そせん)は、黒曜石(こくようせき)のカケラを、大地に降(ふ)り積(つ)もった星のカケラと信じており、こうした名前がついたようです。鉱山(こうざん)から掘(ほ)り出された黒曜石(こくようせき)は、山のふもとのムラからムラへと運(はこ)ばれました。ムラを結ぶ道は「黒曜石(こくようせき)を運(はこ)ぶ道」となりました。八ヶ岳(やつがたけ)のふもとには、大量の黒曜石(こくようせき)が集められた大きなムラがあちこちにあります。そこは、質(しつ)の良い長野県(ながのけん)の黒曜石(こくようせき)を求めて、遠くの地域(ちいき)から人々が訪(おとず)れる、東西文化の交流(こうりゅう)の場となったようです。

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  • 現在も埋まらずに残る、縄文人の採掘の跡

    現在も埋まらずに残る、縄文人の採掘の跡

  • 黒曜石の原石

    黒曜石の原石

  • 採掘跡の発掘のようす

    採掘跡の発掘のようす

現在の様子現地へは、麓(ふもと)の「黒耀石体験ミュージアム」から続く林間の道を歩いて約30分で、星糞峠(ほしくそとうげ)がひらけます。そこには、縄文人(じょうもんじん)が黒曜石(こくようせき)を掘(ほ)った跡(あと)が数千年たっても埋(う)まりきらず、190以上のクレーター状のくぼみが目の前にあらわれます。令和3年度には、現地で縄文人(じょうもんじん)が地下4mも掘(ほ)った採掘跡(さいくつあと)が公開(こうかい)される予定です
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