岡山県

造山古墳

つくりやまこふん

所在地岡山県岡山市北区新庄下外部リンクGooglemap

主な時代古墳時代

古墳時代中期(こふんじだいちゅうき)につくられた吉備(きび)の大首長(だいしゅちょう)の墓(はか)です。全長約350mの巨大な前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)で、全国第4位、岡山県(おかやまけん)第1位の規模(きぼ)をもち、天皇(てんのう)の墓(はか)とされていないため、古墳内(こふんない)に入ることができる最大のものです。
墳丘(ふんきゅう)は、埴輪(はにわ)を立て並べ、しゃ面にはふき石と呼(よ)ばれる石をしきつめていました。16世紀のおわりごろ、豊臣秀吉(とよとみひでよし)と戦うために、毛利(もうり)氏がこの古墳(こふん)の上に砦(とりで)をつくったので、本来の形とは変わっている部分があります。なお、造山古墳(つくりやまこふん)のあたりには6基(き)の古墳(こふん)があり、そのうちの榊山古墳(さかきやまこふん)(径約35mの円墳(えんぷん)や千足古墳(せんぞくこふん)(全長約74mの前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)からは、朝鮮半島(ちょうせんはんとう)や九州の熊本(くまもと)付近との交流をしめす品々(しなじな)が出土しています。

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  • 空からみた造山古墳と周辺(しゅうへん)の古墳

    空からみた造山古墳と周辺(しゅうへん)の古墳

  • 前方部の上にある神社のそばに置かれた石のお棺(かん)

    前方部の上にある神社のそばに置かれた石のお棺(かん)

  • 横からみた造山古墳(右が後円部、左端の低い木のあたりが前方部の端)

    横からみた造山古墳(右が後円部、左端の低い木のあたりが前方部の端)

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