鳥取県

梶山古墳

かじやまこふん

所在地鳥取県鳥取市国府町岡益外部リンクGooglemap

主な時代古墳時代

飛鳥時代(あすかじだい)につくられた古墳(こふん)で、この地方の豪族(ごうぞく)伊福吉部氏(いふきべし)の墓(はか)と考えられます。古墳(こふん)の墳丘(ふんきゅう)の形は珍(めずら)しい八角形で、南北13m、東西16mの大きさです。遺体(いたい)を埋葬(まいそう)する横穴式石室(よこあなしきせきしつ)は、四角く切った一枚の石で壁(かべ)を作っています。石室(せきしつ)のいちばん奥の(おく)壁には、赤い絵の具で三角形、円形、魚が描かれています。石室(せきしつ)内に色を塗(ぬ)ったり線でほったりして壁画(へきが)をえがくのは、北部九州に特有の文化であり、本州では珍(めずら)しいものです。鳥取県(とっとりけん)には、色でえがいた彩色壁画(さいしきへきが)をもつ古墳(こふん)が2基(き)、クギのようなもので彫った線でえがいた線刻壁画(せんこくへきが)をもつ古墳(こふん)が60基(き)みつかりました。こうした壁画(へきが)をもつ古墳(こふん)が、なぜ鳥取県(とっとりけん)に多いのか、よくわかりませんが、古くから北部九州との交流がさかんだったことと関係があるのかもしれません。

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  • 近景

    近景

  •    横穴式石室

       横穴式石室

  • 横穴式石室の奥壁に描かれた壁画

    横穴式石室の奥壁に描かれた壁画

現在の様子現在、壁画(へきが)は、期間限定(きかんげんてい)で公開(こうかい)されています
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