全国こども考古学教室

鹿児島県かごしまけん
  • 遺跡数8337か所
  • 面 積9187㎢
じょうもんくん
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鹿児島県(かごしまけん)は、薩摩半島(さつまはんとう)、大隅半島(おおすみはんとう)の2つの半島と、奄美大島(あまみおおしま)、種子島(たねがしま)、屋久島(やくしま)をはじめとする多くの島が南北約590kmの範囲(はんい)にあって、海岸の長さをあわせると全長2643kmにもなります。
薩摩半島(さつまはんとう)と大隅半島(おおすみはんとう)では、火山の大爆発でつくられたシラス台地に広がる照葉樹(しょうようじゅ)の森でとれる食べ物と、長くのびる海岸で豊富にとれる魚や貝など、海でとれる食べ物に育(はぐく)まれた、独特(どくとく)の文化がありました。とくに、縄文時代(じょうもんじだい)には、貝殻(かいがら)で土器(どき)のもようをつける、個性豊かな文化がありました。縄文時代(じょうもんじだい)のはじめ頃の上野原遺跡(うえのはらいせき)は、その代表的な遺跡(いせき)です。南にある奄美大島(あまみおおしま)などの島では、宇宿貝塚(うしゅくかいづか)などに代表される、亜熱帯(あねったい)の自然と、サンゴ礁(しょう)でとれる魚や貝などの海の恵みをいかした、ちがう文化がありました。はるか昔から、南西諸島(なんせいしょとう)の島々とは、丸木舟(まるきぶね)などによる海上交通でつながり、交流(こうりゅう)していました。このように、鹿児島県(かごしまけん)では、それぞれの時代(じだい)に、それぞれの地域(ちいき)の自然が育(はぐく)んだ独特(どくとく)の文化が生まれ、交流(こうりゅう)しあったのです。

うちのお宝 ベスト5

  • 丸木舟を作った石斧(いしおの)

    丸木舟を作った石斧(いしおの)栫ノ原遺跡(かこいのはらいせき)

    この石斧(いしおの)は、丸ノミ形石斧(せきふ)とよばれる、木材をくりぬくためのもので、丸木舟(まるきぶね)を作るときなどにつかわれた石器(せっき)といわれています。この石器(せっき)は、縄文時代(じょうもんじだい)がはじまってすぐの草創期(そうそうき)に、南九州で盛(さか)んに使われていて、種子島(たねがしま)など海をこえた島々の遺跡(いせき)からもたくさん出土していますから、このころ、丸木舟(まるきぶね)で海をこえ、活発(かっぱつ)に交流したことが分かりますね。栫ノ原遺跡(かこいのはらいせき)で最初に発見されたので、栫ノ原型石器(かこいのはらがたせっき)ともよばれています。

  • 最古の壺(つぼ)

    最古の壺(つぼ)上野原遺跡(うえのはらいせき) 国指定重要文化財

    上野原遺跡(うえのはらいせき)から出土した、今から約7500年前の(つぼ)の形をした土器(どき)です。この土器(どき)は、穴の中に2つ並べて大切に埋(う)められていましたので、祭りなどの時に使われた特別な土器(どき)だと考えられています。この頃の日本列島(れっとう)では、主に深鉢(ふかばち)の形をした土器(どき)が使われていましたが、南九州では祭の日などに、(つぼ)や鉢(はち)など、特別な形の土器(どき)も使っていたのです。

  • レモン形の土器

    レモン形の土器(どき)前原遺跡(まえばるいせき) 国指定重要文化財

    鹿児島県(かごしまけん)には、レモンの形をした土器があることをしっていますか?南九州の縄文時代早期(じょうもんじだいそうき)の土器(どき)の中に、縄目(なわめ)ではなく、貝殻(かいがら)でもようをつけたものがあります。その貝殻(かいがら)のもようは、角筒土器(かくとうどき)とよばれる、上からみると四角い形をした、この地域(ちいき)独自(どくじ)の土器(どき)につけられました。もっとも美しい角筒土器(かくとうどき)は、上からみるとレモンのような形をしています。この形は他に類(るい)がなく、南九州で独自(どくじ)に発達(はったつ)したものです。

  • 貝のアクセサリー

    貝のアクセサリー広田遺跡(ひろたいせき) 国指定重要文化財

    これらの貝のアクセサリーは、3世紀から7世紀のもので、種子島(たねがしま)の広田遺跡(ひろたいせき)から出土(しゅつど)しました。材料になる貝は、主にサンゴ礁(しょう)にすむ大型の貝で、奄美(あまみ)・沖縄諸島(おきなわしょとう)でとれます。貝を磨(みが)きあげ、からみあう紐(ひも)のような独特(どくとく)な模様(もよう)をきざみ、仕上げられています。出土(しゅつど)したアクセサリーは、44000点以上。デザインも多彩で、日本の貝文化の最高のものといえます。

  • ヤコウガイの貝匙(かいさじ)

    ヤコウガイの貝匙(かいさじ)小湊フワガネク遺跡(こみなとふわがねくいせき) 国指定重要文化財

    ヤコウガイは、南西諸島(なんせいしょとう)のサンゴ礁(しょう)の海に生きている、とても大きな巻貝(まきがい)です。この巻貝(まきがい)の光り輝(かがや)く真珠(しんじゅ)の層(そう)はとても美しいため、交易品(こうえいひん)として都(みやこ)に運(はこ)ばれました。もっとも大きい産地(さんち)は、奄美大島(あまみおおしま)の北部です。中でも、小湊フワガネク遺跡(こみなとふわがねくいせき)から出土したヤコウガイで作った貝匙(かいさじ)は、最も美しいヤコウガイの品といわれています。

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