石剣

2019.12.17

剣(けん)のような形をした石器。縄文時代と弥生時代にある。縄文時代のものは、縄文時代の終わりごろにあらわれ、大型の石棒(せきぼう)が変形したものとされている。丁寧に磨かれ、文様が彫刻されたものもある。副葬品にもなるが、多くは建物内や配石遺構・盛り土遺構で出土し、焼かれていたり、他の祭祀品と一緒に出土するので、武器というより祭りの道具と考えられる。弥生時代のものは、朝鮮半島から伝わってきた磨製石剣(ませいせっけん)とサヌカイトで作られた打製石剣(だせいせっけん)がある。弥生時代中期から後期にかけて金属製に変わる

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