九頭竜川(くずりゅうがわ)が福井平野に出るところの丘の先端に位置します。松岡公園をつくる時の工事で発見され、1992年の発掘調査(はっくつちょうさ)で、直径約20mの円墳(えんぷん)であることがわかりました。埋葬施設(まいそうしせつ)は横穴式石室(よこあなしきせきしつ)で、石室内には珍しい横口式(よこぐちしき)の舟形石棺(ふながたせっかん)がありました。石室内からは、刀などの武器(ぶき)類・馬具(ばぐ)類・須恵器(すえき)・土師器(はじき)などが発見されています。古墳が作られたのは、6世紀末葉~7世紀初頭と考えられます。
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