岐阜県

荒尾南遺跡

あらおみなみいせき

所在地岐阜県大垣市荒尾町外部リンクGooglemap

主な時代弥生時代

縄文時代(じょうもんじだい)の終わりから古墳時代(こふんじだい)のはじめにかけてのムラと墓地(ぼち)です。縄文時代(じょうもんじだい)の終わりから古墳時代前期(こふんじだいぜんき)までの住居(たて穴建物)520軒(けん)以上、弥生時代(やよいじだい)のはじめから古墳時代(こふんじだい)のはじめまでの方形周溝墓(ほうけいしゅうこうぼ)260基(き)以上、そして弥生時代(やよいじだい)の終わりごろから古墳時代(こふんじだい)の初めまでのほったて柱建物30軒(けん)以上がみつかりました。さらに弥生時代(やよいじだい)の初めごろのくだ玉水銀朱(すいぎんしゅ)が出土(しゅつど)した木棺墓(もっかんぼ)、弥生時代中期(やよいじだいちゅうき)の幅(はば)5〜10m、長さ450mにもおよぶ大きな溝(みぞ)が発見されました。遺跡(いせき)からの出土品(しゅつどひん)には土器(どき)、石器(せっき)や木器(もっき)のほか、銅鏡(どうきょう)や銅鐸(どうたく)のカケラ、銅(どう)の矢じりなどの青銅製品(せいどうせいひん)も出土(しゅつど)しています。また、方形周溝墓(ほうけいしゅうこうぼ)から出土(しゅつど)した土器(どき)には、3艘(そう)の船(ふね)が描(えが)かれていました。そのなかには、82本ものオールをもつ大型の船があって、実際に使われていた船なのか、葬式(そうしき)に使うために土器(どき)に描(えが)かれた船か、意見がわかれています。

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  • 発掘調査の様子

    発掘調査の様子

  • 絵画土器

    絵画土器

  • 巴形銅器

    巴形銅器

現在の様子現在、出土品(しゅつどひん)のほとんどは、岐阜県文化財保護(ぎふけんぶんかざいほご)センターに保管(ほかん)されているほか、一部は大垣市(おおがきし)の歴史民俗資料館(れきしみんぞくしりょうかん)に展示(てんじ)されています
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