岐阜県

昼飯大塚古墳

ひるいおおつかこふん

所在地岐阜県大垣市昼飯町字大塚外部リンクGooglemap

主な時代古墳時代

牧野台地(まきのだいち)につくられた岐阜県(ぎふけん)でいちばん大きな前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)です。周壕(しゅうごう)をふくめた全長は約150mあり、ふき石埴輪(はにわ)をもっています。つくられた時期は、古墳時代中期(こふんじだいちゅうき)と考えられています。後円部(こうえんぶ)には竪穴式石室(たてあなしきせきしつ 北棺)、粘土槨(ねんどかく 南棺)と木棺(もっかん 西棺)という三つの棺(ひつぎ)があり、三人が同時に埋(う)められたと考えられています。西棺(にしかん)の横からは、鉄の剣(けん)や刀などの鉄器(てっき)が40点ほど出土(しゅつど)しています。後円部(こうえんぶ)の頂上では、円筒埴輪(えんとうはにわ)のほか朝顔(あさがお)形や蓋(きぬがさ)形の埴輪(はにわ)が並び、その内側では盾(たて)、(ゆぎ)、甲冑(かっちゅう)や家形埴輪(いえがたはにわ)がおかれていました。ここでは、滑石(かっせき)で作ったまが玉くだ玉、小さな土器(どき)や食物形(しょくもつがた)の土製品(どせいひん)が出土(しゅつど)しており、これらを使った儀礼(ぎれい)がおこなわれたと考えられています。

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