縄文時代後期(じょうもんじだいこうき)から晩期(ばんき)にかけてのムラです。川と広場を中心に住居(たて穴建物)の跡(あと)や環状木柱列(かんじょうもくちゅうれつ)、お墓(はか)がドーナツ形に配置(はいち)されています。出土品(しゅつどひん)では、煮炊(にた)き用や貯蔵(ちょぞう)用、祭り用などさまざまな土器(どき)のほかに、土掘(つちほ)り用や木の実をわったり、すりつぶしたりする石器(せっき)が見つかっています。とくに、石器(せっき)の出土量(しゅつどりょう)がとても多く、植物や木の実を集めることに力を入れていたようです。生活の道具以外にも、表情豊かな土偶(どぐう)、石を磨(みが)いて作られた祭りの道具、アクセサリーとなる玉などがたくさん見つかりました。この地域(ちいき)に同じころにつくられたたくさんのムラの中で、中心的な役割(やくわり)をはたしていたと考えられます。
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空からの眺め
表情豊かな土偶
出土したアクセサリー