手取川(てどりがわ)の南にある、5つの丘<寺井山/てらいやま>・<和田山/わだやま>・<末寺山/まつじやま>・<秋常山/あきつねやま>・<西山/にしやま>につくられた60以上の古墳(こふん)からなる古墳群(こふんぐん)です。なかでも、秋常山1号墳(あきつねやま1ごうふん)は、とても立派(りっぱ)な前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)です。その古墳(こふん)が築(きず)かれた後も、豊富(ほうふ)な鉄の武器(ぶき)がみつかった和田山5号墳(わだやま5ごうふん)や、漢字が書かれた土器(どき)としては日本でいちばん古い土器(どき)が見つかった和田山23号墳(わだやま23ごうふん)、北陸(ほくりく)では珍(めずら)しい鈴(すず)がついた銅鏡(どうきょう)や銅(どう)のうで輪(わ)が見つかった和田山1・2号墳(わだやま1・2ごうふん)など、注目の発見がたくさんあります。古墳群(こふんぐん)は、平野(へいや)の特に目立つ場所に築(きず)かれていることからも、加賀(かが)を支配した王族の墓(はか)と言えるかもしれません。
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上空からの眺め
鈴付銅釧(和田山2号墳 出土)
須恵器(和田山23号墳 出土)
現在の様子 | 現在は、古墳群(こふんぐん)のなかの多くが整備されており、史跡公園として親しまれています。2020年秋、公園のすぐそばに博物館がオープンしました |
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