日本海から400mほどの、海の近くの縄文時代(じょうもんじだい)のムラです。ムラは南北650m、東西150mの広さで、住居や炉(ろ)、石を並べた配石遺構(はいせきいこう)、大きな木の柱を立てた跡(あと)などが見つかり、この地域(ちいき)の中心的なムラと考えられています。出土品(しゅつどひん)は土器(どき)や石器(せっき)のほか、石製品(せきせいひん)では玉や石斧(いしおの)が多く出土(しゅつど)しており、これらを中期(ちゅうき)から晩期(ばんき)までの長期間にわたり生産していたことが分かりました。
配石遺構(はいせきいこう)は長径16m、短径10mの広がりの中に、さまざまな形のものが見られました。晩期(ばんき)の祭りをおこなう施設(しせつ)として珍しいものです。また、木柱(もくちゅう)をたてた跡(あと)の発見は、その後各地で見つかった巨木(きょぼく)を立てた跡(あと)の先がけとして重要(じゅうよう)です。
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遺跡の位置
ヒスイ製玉と作りかけ
配石遺構