立山連峰(たてやまれんぽう)からのびた台地の上にある、旧石器時代後期(きゅうせっきじだいこうき)の遺跡(いせき)です。群馬県(ぐんまけん)の岩宿遺跡(いわじゅくいせき)で旧石器時代(きゅうせっきじだい)の石器(せっき)が日本ではじめてみつかってから、わずか3年後の1952年、この遺跡(いせき)でナイフ形石器(せっき)が発見されました。富山県(とやまけん)でははじめて、全国的にも早い時期にみつかった旧石器時代(きゅうせっきじだい)の遺跡(いせき)であり、わが国の旧石器時代(きゅうせっきじだい)の研究(けんきゅう)の歴史(れきし)にのこる遺跡(いせき)です。石器(せっき)は、山形県(やまがたけん)の東山遺跡(ひがしやまいせき)からみつかったものと似ていて、遠く離(はな)れた東北地方とのかかわりを示すものです。1993年の発掘調査(はっくつちょうさ)では、73点の旧石器(きゅうせっき)が大きく3つのまとまりにわかれてみつかりました。このことから、石器(せっき)が発見された場所というだけではなく、旧石器時代(きゅうせっきじだい)のムラであった可能性(かのうせい)が出てきています。
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全景
発掘調査のようす
出土した石器
現在の様子 | 現地は、埋め戻されて草地や道路となっており、遺跡の存在がわかるのは案内看板だけです |
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