遺跡(いせき)は、北陸新幹線(ほくりくしんかんせん)をつくる前に2009・2010年に発掘調査(はっくつちょうさ)が行われ、貝塚だけではなく墓地や住まいのエリアもみつかって、縄文時代前期(じょうもんじだいぜんき)を中心と100体近くあり、縄文時代前期では全国でいちばん多い数です。また、ヤマトシジミが厚(あつ)く積もった貝塚(かいづか)は、厚(あつ)さとその広がりから、日本海側で最大級(さいだいきゅう)の貝塚(かいづか)です。貝塚(かいづか)は、地表の下2mのところにあり、いまの地面からは見ることができません。そのおかげで、後(のち)の時代の人々に破壊(はかい)されることなく、縄文土器(じょうもんどき)・石器(せっき)・骨角器(こっかくき)・木製品(もくせいひん)・動物の骨(ほね)・植物の種などいろいろと大量(たいりょう)にみつかり、縄文時代(じょうもんじだい)の生活を復元(ふくげん)するうえで、たいへんよい資料(しりょう)となっています。
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遺跡の案内看板
埋葬された人骨が出土
発掘調査時の貝層(かいそう)
現在の様子 | 現在は、遺跡の大半が水田となっており、調査地点は北陸新幹線と新鍛冶川になっています。北陸新幹線高架下には案内看板があり、4か国語に対応した音声ガイダンスもあります |
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