富山県

朝日貝塚

あさひかいづか

所在地富山県氷見市朝日丘5-25 ほか外部リンクGooglemap

主な時代縄文時代

富山県(とやまけん)と石川県の境(さかい)にある山からのびる丘陵(きゅうりょう)の端(はし)っこと氷見(ひみ)平野との接点(せってん)に位置します。遺跡(いせき)は、お寺をたてる工事中に、貝ガラがたい積した層(そう)がみつかり、大正時代(たいしょうじだい)に発掘調査(はっくつちょうさ)が行われました。この発掘調査(はっくつちょうさ)において、国内で初めて住居(のあるたて穴建物の床面)がみつかりました。貝層(かいそう)は、日本海側で大半を占(し)める汽水(きすい)性のヤマトシジミではなく、ハマグリやアサリなど海の貝を中心としています。貝層(かいそう)のなかからは、埋葬(まいそう)された人骨(じんこつ)が数人分みつかっています。遺跡(いせき)の中心的な時期は、縄文時代中期(じょうもんじだいちゅうき)で、大量(たいりょう)の土器(どき)が出ていますが、とくに立体的(りったいてき)なかざりをつけた「バスケット型土器(どき)」はすばらしいものです。

青文字の用語の解説は、用語集ページ

  • 近景

    近景

  • たて穴建物(住居)が発掘された

    たて穴建物(住居)が発掘された

  • 発掘調査のようす

    発掘調査のようす

現在の様子現在は、誓度寺の境内となっています。たて穴建物(住居)は本堂とつながっている覆(おお)い屋で、露出展示(ろしゅつてんじ)されています
戻る
error: コンテンツは保護されています
ページトップへ戻る