能登半島(のとはんとう)の付け根で、石川県(いしかわけん)との境(さかい)にある山地から続く台地につくられた古墳(こふん)です。全長107.5mの、県内で一番大きく、日本海側でも一番大きな前方後方墳(ぜんぽうこうほうふん)です。この大きさは、全国の前方後方墳(ぜんぽうこうほうふん)でも10位以内に入るほどです。埋葬施設(まいそうしせつ)は、盗掘(とうくつ)により大半が失われていますが、粘土(ねんど)でかこまれた棺(ひつぎ)の置き場には「粘土槨(ねんどかく)」があったものとみられます。時期は、古墳時代前期(こふんじだいぜんき)です。古墳(こふん)からは、富山湾(とやまわん)を見わたすことでき、海上交通を支配するほど巨大な権力(けんりょく)をもった有力者(ゆうりょくしゃ)の墓(はか)と考えられます。
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空から見た遺跡の位置
発掘調査時のようす
近景
現在の様子 | 現在は、史跡公園として整備(せいび)され、古墳(こふん)の全景がキレイに確認できます。また、ガイダンス施設が隣接(りんせつ)し、見学できます |
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