県の西部で石川県(いしかわけん)との境(さかい)にある山地の裾(すそ)にある、全長50.2mの前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)です。富山県(とやまけん)では、珍しく円筒埴輪(えんとうはにわ)がみつかり、県内で一番古い埴輪(はにわ)をもつ古墳(こふん)です。古墳(こふん)がつくられた時期は、古墳時代後期(こふんじだいこうき)です。発掘調査(はっくつちょうさ)で、後円部(こうえんぶ)に木炭(もくたん)を大量に使った埋葬施設(まいそうしせつ)がみつかりました。埋葬施設(まいそうしせつ)からは、三輪玉(みわだま)という飾(かざ)りがついた鉄の刀(かたな)や鉄鉾(てつほこ)が出土(しゅつど)しました。このように、県内では、他に例のない貴重(きちょう)な副葬品(ふくそうひん)や埴輪(はにわ)の存在(そんざい)から、他のクニとの関係をもつ県の西部の有力者(ゆうりょくしゃ)の墓(はか)と考えられます。
※青文字の用語の解説は、用語集ページへ
空から見た古墳
出土した遺物の展示
円筒埴輪が出土した時のようす
現在の様子 | 現在は、公園として整備(せいび)され、全体が見やすくなっています |
---|