県の南部の平野部につくられた弥生時代(やよいじだい)のムラです。この遺跡(いせき)では、中国の新(しん)という王朝(おうちょう)で使われていた貨泉(かせん)というお金が出土(しゅつど)しており、日本国内で最も多い26枚が見つかっています。また、弥生時代後期(やよいじだいこうき)の初めごろ(約2000年前)に、銅鐸(どうたく)を土の中に埋めていました。岡山県(おかやまけん)では、他の地域よりも早く銅鐸(どうたく)の祭りをやめているようです。銅鐸(どうたく)の祭りから、もようで飾った土器(どき)を使う祭りに変わっていったのかもしれません。 このように、弥生時代(やよいじだい)の同じ時期でも、それぞれの地域によって、祭りや生活のしかたが違っていたと思われます。
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中国の「新」の国のお金「貨泉」(かせん)
穴に埋められていたどうたく
出土したどうたく(高さ58㎝)