安来(やすぎ)平野の西側の丘の上に広がる、弥生時代後期(やよいじだいこうき)から古墳時代後期(こふんじだいこうき)にかけての大きな墳墓(ふんぼ)群です。中海(なかうみ)に面した造山古墳群(つくりやまこふんぐん)、荒島(あらしま)駅背後(はいご)の丘の上の大成古墳(おおなりこふん)・仏山古墳(ほとけやまこふん)、やや南に行った丘の上の塩津山墳墓群(しおづやまふんぼぐん)の大きく3つの群(ぐん)にわかれています。
大成古墳(おおなりこふん)、造山(つくりやま)1号墳、造山(つくりやま)3号墳、塩津山(しおづやま)1号墳は前期古墳(ぜんきこふん 3世紀終わり~4世紀)で、どれも方墳(ほうふん)です。また造山(つくりやま)2号墳は、6世紀初めころの前方後方墳(ぜんぽうこうほうふん)で、古墳(こふん)の形がよくわかります。
塩津山墳墓群(しおづやまふんぼぐん)の中には、弥生時代後期(やよいじだいこうき 2世紀~3世紀前半)の大型の四隅突出型墳丘墓(よすみとっしゅつがたふんきゅうきゅうぼ)もあり、近くの仲仙寺墳墓群(ちゅうせんじふんぼぐん)とともに、弥生時代(やよいじだい)から豪族(ごうぞく)の墳墓(ふんぼ)が集中していた地域だということがわかります。
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塩津山1号墳空中写真
造山古墳群全景
仲仙寺9号墓
現在の様子 | 造山(つくりやま)3号墳と塩津山(しおづやま)1号墳は、整備されていて見学ができます。 |
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