鳥取県

青木遺跡・福市遺跡

あおきいせき・ふくいちいせき

所在地鳥取県米子市永江・福市外部リンクGooglemap

主な時代弥生時代~古墳時代

台地の上にあるムラの跡(あと)。青木遺跡(あおきいせき)では、40haにおよぶ大規模(だいきぼ)な発掘調査(はっくつちょうさ)によって、主に弥生時代後期(やよいじだいこうき)から古墳時代晩期(こふんじだいばんき)にかけての住居(たて穴建物)の跡(あと)約200軒(けん)、倉庫(そうこ ほったて柱建物)跡(あと)約260棟(とう)がみつかりました。このムラからは、大量(たいりょう)の土器(どき)や石器(せっき)、鉄器(てっき)の他、貴重品(きちょうひん)である中国製の銅鏡(どうきょう)の破片(はへん)が弥生時代(やよいじだい)終わり頃の大型のたて穴建物の跡(あと)からみつかっています。
青木遺跡(あおきいせき)の北側に広がる福市遺跡(ふくいちいせき)では、主に弥生時代後期(やよいじだいこうき)から古墳時代後期(こふんじだいこうき)にかけての住居(たて穴建物)の跡(あと)約170軒(けん)がみつかりました。また、日焼山(ひやけやま)地区では、ムラ長(おさ)の墓(はか)と考えられる日焼山1号墳(ひやけやま1ごうふん/直径12m)の円墳(えんぷん))と、ムラ人の墓(はか)と考えられる土坑墓(どこうぼ)が24基(き)みつかっています
青木遺跡(あおきいせき)、福市遺跡(ふくいちいせき)は、住宅団地や学校用地をつくるために、発掘調査(はっくつちょうさ)をした後にこわされる予定でしたが、弥生時代(やよいじだい)から古墳時代(こふんじだい)にかけてのムラの様子と、移り変わりがよくわかる貴重(きちょう)な遺跡(いせき)であることから、遺跡(いせき)を残してほしいという市民運動がおきて、一部が保存(ほぞん)され、国の史跡(しせき)に指定されました。

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  • 空から見た福市遺跡

    空から見た福市遺跡

  •   土壙墓のようす(福市遺跡)

      土壙墓のようす(福市遺跡)

  • 青木遺跡の全景

    青木遺跡の全景

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