弥生時代(やよいじだい)の高地性集落(こうちせいしゅうらく)が最初にみつかったのは、山口県(やまぐちけん)の島田(しまだ)川のあたりです。その中でも、玖珂盆地(くがぼんち)にある3重(さんじゅう)の環濠(かんごう)をもつ清水遺跡(しみずいせき)は、その代表的な遺跡(いせき)です。平地との標高(ひょうこう)差は約40m。敵の攻撃をふせぐための濠(ほり)や武器がみつかっていることなどから、このころに日本列島で戦争(せんそう)があったと中国の歴史書『魏志』倭人伝(ぎしわじんでん)に書かれていることを、具体的(ぐたいてき)に示す遺跡(いせき)です。この遺跡(いせき)のある丘(おか)のまわりには、同じような丘(おか)が並んでいるので、同じような遺跡(いせき)がまだまだみつかるかもしれません。
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現在の様子 | 現状は高速道路路線内。 |
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