北海道

紅葉山49号遺跡

もみじやま49ごういせき

所在地北海道石狩市花川外部リンクGooglemap

主な時代縄文時代

石狩湾(いしかりわん)新港(しんこう)から6kmほどのところにある、紅葉山(もみじやま)砂丘とよばれる古い時代にできた砂丘と、発寒(はっさむ)川が洪水(こうずい)で氾濫(はんらん)してできた平野にいとなまれた縄文時代中期(じょうもんじだいちゅうき)のムラです。サケ漁に利用された道具や、魚をとるしかけなどが見つかりました。川底の杭(くい)の列は、サケをとるのに使われたエリと呼(よ)ばれるしかけと考えられ、10か所見つかりました。川のなかに細い木の枝(えだ)や竹をたてにならべて、魚をかこいこんでつかまえるしかけや、木の枝(えだ)を組み合わせてフェンスのようなものを作るしがらみも見つかっています。
その他、ハリギリの木をくりぬいて作った長さ110.7cmという、縄文時代(じょうもんじだい)で最大級(さいだいきゅう)の舟の形の木製品(もくせいひん)も出土(しゅつど)しています。川岸の高台(たかだい)には、同じ時期の住居(たて穴建物)の跡(あと)もあり、サケ漁を行っていたムラの様子がわかる大切な遺跡(いせき)です。

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  • 発掘調査のようす

    発掘調査のようす

  • 「エリ」と呼ばれるサケをとるしかけと川底に打ち込まれた杭

    「エリ」と呼ばれるサケをとるしかけと川底に打ち込まれた杭

  • 縄文最大級の木製の舟形容器

    縄文最大級の木製の舟形容器

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