北海道

入江・高砂貝塚

いりえ・たかさごかいづか

所在地北海道虻田郡洞爺湖町 ※マップは入江貝塚外部リンクGooglemap

主な時代縄文時代

噴火湾(ふんかわん)を見下ろす標高(ひょうこう)10~20mの台地(だいち)の上にあった縄文時代(じょうもんじだい)のムラです。貝塚(かいづか)、住居(たて穴建物)の跡(あと)、土坑墓(どこうぼ)などが見(み)つかっています。貝塚(かいづか)からは、縄文時代(じょうもんじだい)の前期(ぜんき)から晩期(ばんき)までのさまざまな物とともに、貝のほかに海獣(かいじゅう)や魚の骨(ほね)が出土(しゅつど)しました。また、(もり)やつり針などの漁具(ぎょぐ)もみつかり、魚をとる方法がわかります。
入江貝塚(いりえかいづか)では、縄文時代前期(じょうもんじだいぜんき)から後期(こうき)にかけての住居(たて穴建物)の跡(あと)、縄文時代前期(じょうもんじだいぜんき)の人骨(じんこつ)が4人、中期(ちゅうき)のものが4人、後期(こうき)のものが7人の計15人分見つかりました。
高砂貝塚(たかさごかいづか)では、後期(こうき)の土坑墓(どこうぼ)1、晩期(ばんき)のものが28発見され、長い間お墓(はか)がつくられ続けたことがわかりました。また、イノシシの牙(きば)でつくったものやオオツタノハガイでつくったうで輪(わ)など、北海道では手に入らないものも発見されており、他の地域(ちいき)との活発な交流があったことを示しています。

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  • 竪穴住居跡調査の様子

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  • 銛先

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  • 北海道には生息しないイノシシの牙で作られたアクセサリー

    北海道には生息しないイノシシの牙で作られたアクセサリー

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