海岸近くの標高(ひょうこう)20mから40mの丘に位置する縄文時代後期(じょうもんじだいこうき)のムラです。住居(たて穴建物)の跡(あと)、墓(はか)などが見つかっています。住居(たて穴建物)の床から、赤くぬられた注ぎ口のある土器(どき)と、地元の土器(どき)が並ぶようにみつかりました。
赤くぬられた土器(どき)はダルマのような形をしており、土器(どき)を赤くぬるのに、北海道(ほっかいどう)特有のベンガラではなく、水銀朱(すいぎんしゅ)を使っていることから、本州から運ばれてきたものだとわかります。縄文時代後期(じょうもんじだいこうき)の本州との交流を表す大切な例です。
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全景
縄文時代後期のたて穴住居跡群
たて穴住居跡からみつかった赤彩注口土器