北海道

カリンバ遺跡

かりんばいせき

所在地恵庭市黄金中央5丁目216-7 ほか外部リンクGooglemap

主な時代縄文時代

標高(ひょうこう)25mほどの丘と、その北側の平低地にかけて位置する縄文時代後期(じょうもんじだいこうき)のムラです。3000年ほど前の住居(たて穴建物)の跡(あと)、墓(はか)などがみつかっています。墓は密集(みっしゅう)しており、副葬品(ふくそうひん)は赤い(うるし)ぬりのくしと玉類の組み合わせが基本で、そのほかに、漆(うるし)ぬりの腕輪(うでわ)や髪飾り、石棒(せきぼう)、土器(どき)などが埋(う)められていた墓(はか)もありました。これらの墓(はか)には、複数の人が埋(う)められた墓(はか)と、一人が埋(う)められた墓(はか)があり、一人の墓(はか)の方が多くみつかっています。
複数(ふくすう)の人をほうむった墓(はか)からは、額(ひたい)飾り、耳飾り、腰飾り帯(こしかざりおび)、紐(ひも)など、これまで例のなかった(うるし)製のアクセサリー類が出土(しゅつど)しています。たくさんの副葬品(ふくそうひん)が見つかっていることから、この時期の埋葬(まいそう)にかかわる儀礼(ぎれい)について、多くの情報(じょうほう)を得ることができました。

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  • 近景

    近景

  • 出土してすぐの漆塗り装身具(119号墓)

    出土してすぐの漆塗り装身具(119号墓)

  • 5人が埋葬された合葬墓(123号墓)

    5人が埋葬された合葬墓(123号墓)

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