北海道

元江別1遺跡

もとえべつ1いせき

所在地北海道江別市元江別853 ほか外部リンクGooglemap

主な時代続縄文時代

続縄文時代(ぞくじょうもんじだい)の墓地です。南北2ヵ所の墓群(ぼぐん)から41基(き)の墓(はか)がみつかっています。墓(はか)からは、土器類(どきるい)72点、コハク・碧玉(へきぎょく)などの玉3669点、矢じり(もり)・斧(おの)・ナイフなどの石器(せっき)類308点、計4000点以上の副葬品(ふくそうひん)がみつかっています。こうした出土品(しゅつどひん)は、国の重要文化財(じゅうようぶんかざい)に指定されています。
また、出土(しゅつど)した土器(どき)には、北海道南部を中心に利用されていた「恵山(えさん)式土器(どき)」のほかに、北海道東部で使われていた土器(どき)もみつかっています。碧玉(へきぎょく)製のくだ玉は佐渡島(さどがしま)で作られたもの、コハク玉はサハリン産の可能性があります。
元江別1遺跡(もとえべついちいせき)は、続縄文時代(ぞくじょうもんじだい)の埋葬(まいそう)について、重要な情報(じょうほう)を与えてくれるとともに、本州の弥生文化(やよいぶんか)と北海道の続縄文文化(ぞくじょうもんぶんか)の交流の様子を示す貴重(きちょう)な遺跡(いせき)です。

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  • 北側の墓群(ぼぐん)

    北側の墓群(ぼぐん)

  • 副葬(ふくそう)された土器(どき)

    副葬(ふくそう)された土器(どき)

  • 副葬(ふくそう)されたコハク玉

    副葬(ふくそう)されたコハク玉

現在の様子現在は、道路工事により壊(こわ)されたため、見学できません
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