千葉県(ちばけん)のなかでも東京湾(とうきょうわん)に近いところは、数多くの貝塚(かいづか)が密集(みっしゅう)していることでよく知られています。直径約140mのドーナッツ状の北貝塚(きたかいづか)と約190mの馬のひづめの形をした南貝塚(みなみかいづか)がつながって、8の字形をした日本で最大級(さいだいきゅう)の大きさの貝塚(かいづか)です。縄文時代中期(じょうもんじだいちゅうき)と後期(こうき)に作られました。そのころ使われた土器(どき)は、「加曽利(かそり)E式」や「加曽利(かそり)B式」と名付けられ、年代(ねんだい)を決める土器(どき)のモデルとして有名です。現在(げんざい)は、史跡公園(しせきこうえん)となり、ちかくに博物館(はくぶつかん)も作られており、みなさんに親しまれています。
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空から見た貝塚
深鉢(左:B式 右:E式)
発掘調査のようす(昭和39年)
現在の様子 | 現在は、復元住居(ふくげんじゅうきょ)や貝層断面(かいそうだんめん)を見学できる施設があるほか、出土した土器(どき)などは博物館(はくぶつかん)で展示されています |
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