今も残っている大型(おおがた)の貝塚(かいづか)としては、もっとも南にあり、大変貴重(きちょう)な貝塚(かいづか)といえます。貝がらがつもった層(そう)は、東西140m、南北110mの範囲(はんい)にドーナッツ状に広がっていて、縄文時代後期(じょうもんじだいこうき)から晩期(ばんき)にかけて作られています。ここからは、東京湾(とうきょうわん)の内や外に住む魚類がみつかっており、東京湾の内側の魚や貝が中心となる千葉県(ちばけん)北部の貝塚(かいづか)とは、ちがいます。また、さまざまな地域(ちいき)からの土器(どき)や石器(せっき)の材料、海を越(こ)えた南方(なんぽう)からの貝製品(かいせいひん)の発見から、この貝塚(かいづか)は地域(ちいき)の中心(ちゅうしん)となるムラだと考えられます。
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全景
出土した土器
調査のようす
現在の様子 | 現在は、遺跡(いせき)の大部分が私有地となっているため、見学されるときご迷惑にならないよう気をつけてください |
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