古墳時代後期(こふんじだいこうき)から終末期(しゅうまつき)の古墳群(こふんぐん)で、総数115基(き)を数え、県内でも有数(ゆうすう)の大規模(だいきぼ)な古墳群(こふんぐん)として知られています。全長78mの大型前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)である浅間山古墳(せんげんやまこふん)の横穴式石室(よこあなしきせきしつ)から、金銅製(こんどうせい)と銀製(ぎんせい)の冠(かんむり)の飾(かざ)り・金銅製(こんどうせい)の飾馬具(かざりばぐ)など、古墳(こふん)にほうむられた人の権力をしめす豪華(ごうか)な副葬品(ふくそうひん)が出土(しゅつど)しています。終末期(しゅうまつき)として、日本最大級(さいだいきゅう)の方墳(ほうふん/一辺78m)である岩屋古墳(いわやこふん)には、小さな横穴式石室(よこあなしきせきしつ)が2基(き)並(なら)んでいます。この2基(き)の古墳(こふん)は7世紀前後、浅間山古墳(せんげんやまこふん)がつくられてからまもなくして岩屋古墳(いわやこふん)がつくられたと考えられています。
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空から見た岩屋古墳
西側石室(岩屋古墳)
近景(岩屋古墳)