墳丘(ふんきゅう)の大部分(だいぶぶん)は削(けず)られていますが、元は全長95mあったと考えられています。古墳(こふん)のまわりには、二重(にじゅう)の濠(ほり)がってめぐっています。横穴式石室(よこあなしきせきしつ)の内部には箱式石棺(はこしきせっかん)が置かれ、石室内(せきしつ)には、242個以上の多くの須恵器(すえき)とともに、金や銀で飾(かざ)られた副葬品(ふくそうひん)が入っていました。人骨(じんこつ)は人3分あり、奥壁(おくへき)寄りにほうむられた人のそばで、この古墳(こふん)の名前となった金鈴(きんれい)が5個出土(しゅつど)しています。銅鏡(どうきょう)や環頭太刀(かんとうたち)、金銅製(こんどうせい)の馬具(ばぐ)のセット、冠(かんむり)の飾(かざ)りと思われる金銅製(こんどうせい)の金具(かなぐ)、金や銀の飾(かざ)り金具などの豪華(ごうか)な副葬品(ふくそうひん)もみつかっています。1932年の道路工事の時に発見された金銅製(こんどうせい)の靴(くつ)は、長さ45㎝もある大きなものです。
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全景
金の鈴
調査のようす
現在の様子 | 現在、出土した遺物(いぶつ)はすべて国の重要文化財に指定されています |
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