日本列島(れっとう)にも、旧石器時代(きゅうせっきじだい)に人が住んでいたということがはじめてわかった遺跡(いせき)です。日本で最も有名な遺跡(いせき)の一つでしょう。それまで、旧石器時代(きゅうせっきじだい)の日本列島(れっとう)は、火山の噴火(ふんか)がはげしかったため、人間は住んでいなかったと考えられていました。旧石器時代(きゅうせっきじだい)の地層(ちそう)である関東ローム層(そう)は、火山灰(かざんばい)が積もった層(そう)だったからです。1946(昭和21)年の発掘調査(はっくつちょうさ)で、今から3万年ほども前の地層(ちそう)から、石をわって作った斧(おの)や、するどい刃を持つ石器(せっき)などがみつかって、旧石器時代(きゅうせっきじだい)の遺跡(いせき)であることがはっきりわかったのです。
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最初の発掘調査のようす
出土した土器
近景
現在の様子 | 石器(せっき)を発見した場所と、そこをとりまく2つの丘が、国の史跡(しせき)として保存されています。近くの岩宿博物館(いわじゅくはくぶつかん)では、周辺でみつかった石器類(せっきるい)のほか、マンモスの化石骨や復元(ふくげん)された世界の旧石器時代(きゅうせっきじだい)の住居を見ることができます |
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