赤城山(あかぎさん)のふもとの台地にある旧石器時代(きゅうせっきじだい)の遺跡(いせき)です。およそ2万5000年前の旧石器時代(きゅうせっきじだい)のムラの跡(あと)と考えられる、環状ブロック群がみつかったことで有名です。この遺跡(いせき)では、さまざまな形の石器(せっき)と、石器(せっき)づくりの時に出た石くずが、いくつかのまとまりをもって、直径50mほどもあるドーナツ形に広がっていました。石器(せっき)作りをした場所が、並んでいたのです。ドーナツの内側では、焼けた石器(せっき)や小石がみつかることから、炉(ろ)があったのではないかと考えられています。ここは、調理(ちょうり)の場であったのかもしれません。旧石器時代(きゅうせっきじだい)の遺跡(いせき)は、住居や墓(はか)などがみつからず、生活の様子を知る手がかりがありませんでした。この遺跡(いせき)を通じて、旧石器時代(きゅうせっきじだい)の生活の様子が少しずつ見えるようになってきました。
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調査風景
環状ブロックとユニット
ムラの復元想像図
現在の様子 | 現地は、スポーツ施設がつくられたため、見学できません |
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