群馬県(ぐんまけん)北部の利根川(とねがわ)上流にある縄文時代(じょうもんじだい)の終わりごろのムラです。わき水のわく場所をほり下げ、排水路(はいすいろ)と作業場(さぎょうば)を作った水場(みずば)があり、石をしきつめたり、「目」の字の形に組み合わせて並べたり、太い木の柱を立てたりした、祭りの場と思われる場所がみつかりました。そして、これらを取りかこむように、住居(たて穴建物)と墓(はか)が並んでいて、ムラのつくりがよくわかります。また、多くの土器(どき)や石器(せっき)、アクセサリーや祭りの道具などとともに、トチノキやクルミなどの種や実、イノシシやシカの骨(ほね)などもみつかっていて、当時の生活の様子がわかります。
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復元整備された遺跡
石組炉
出土した土器
現在の様子 | 現在は、公園として整備され、水場や祭りの場、そして住居(じゅうきょ)などが復元(ふくげん)され、縄文村の風景が楽しめます。遺物(いぶつ)は、近くの「月夜野郷土歴史資料館」で見ることができます |
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