弥生時代(やよいじだい)から古墳時代(こふんじだい)にかけてのムラの跡(あと)です。中でも注目されたのは、4世紀初めの浅間山(あさまやま)の噴火(ふんか)による軽石(かるいし)でおおわれた田んぼです。箱根(はこね)より北で初めてみつかった水田遺跡(すいでんいせき)として、全国的な注目をあびました。田んぼの作られた谷の西側には墓(はか)が、東側には住居(たて穴建物)が作られていました。谷の中からは、農具をふくむたくさんの木器(もっき)やイネ、コムギ、ウリ、モモ、ヒョウタン、クルミなど植物の種(たね)や実、動物の骨(ほね)もみつかりました。弥生時代(やよいじだい)のムラの景色(けしき)がそのままにうかび上がってくるようです。
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水田の跡
水田の跡
整備された日高遺跡公園
現在の様子 | 現地は、史跡公園として整備されています |
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