坂下遺跡(いずみさかしたいせき)は、弥生時代中期(やよいじだいちゅうき)の墓地(ぼち)です。ここの墓(はか)は、遺体(いたい)を一度葬(ほおむ)ったあと、骨(ほね)だけになってから、骨(ほね)を壺(つぼ)や甕(かめ)などの土器(どき)に入れて埋(う)めた再葬(さいそう)された墓(はか)が、合計22基(き)がみつかっています。東日本の弥生時代(やよいじだい)の再葬墓(さいそうぼ)では、骨(ほね)の入れ物に壺(つぼ)を使うのが特徴(とくちょう)です。一つの穴の中に壺(つぼ)をいくつも埋(う)めるので、個人の墓(はか)でなく、集団の墓(はか)と考えられています。
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現在の様子 | 出土品の一部は国の重要文化財に指定されていて、常陸大宮市歴史民俗資料館の常設展示で公開されています。 |
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