一本松遺跡(いっぽんまついせき)は、縄文時代(じょうもんじだい)・弥生時代(やよいじだい)・古墳時代(こふんじだい)・奈良時代(ならじだい)・平安時代(へいあんじだい)のムラの跡(あと)で、合わせて275軒(けん)のたて穴建物と27基(き)の土坑(どこう)がみつかっています。これらのうち、注目されるのは弥生時代(やよいじだい)のムラで、82軒(けん)のたて穴建物の跡(あと)がみつかっています。西日本の弥生土器(やよいどき)には縄文(じょうもん)の模様(もよう)が付くことはありませんが、茨城県(いばらきけん)や栃木県(とちぎけん)・群馬県(ぐんまけん)などの地域の弥生土器(やよいどき)には縄文(じょうもん)が付けられています。一本松遺跡(いっぽんまついせき)でみつかった弥生時代後期(やよいじだいこうき)のムラでは、たて穴建物跡(あと)から巴形銅器(ともえがたどうき)などの珍(めず)しいものも出土(しゅつど)しています。
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遠景(上:北東から/下:北西から)
Ⅱ区第106号住居址の壺
Ⅱ区第107号住居址の炉址と炉石