古墳時代前期(こふんじだいぜんき)の玉作りの遺跡(いせき)です。工房(こうぼう)の跡(あと)は4軒みつかりましたが、県内ではこの遺跡(いせき)だけです。そこから、茨城県(いばらきけん)北部を流れる久慈川(くじがわ)の流域(りゅういき)でとれる、メノウと呼(よ)ばれるオレンジや赤色の堅(かた)い石を材料にしたまが玉とその未製品(みせいひん、作っている途中の品)のほか、緑色の凝灰岩(ぎょうかいがん)を材料とするくだ玉と未製品(みせいひん)、玉を磨(みが)くための砥石(といし)や材料をたたく敲(たた)き石などの道具が出土(しゅつど)しました。この遺跡(いせき)で作られたまが玉やくだ玉は、この時代の古墳(こふん)の副葬品(ふくそうひん)として使われたと考えられます。
※青文字の用語の解説は、用語集ページへ