神奈川県

夏島貝塚

なつしまかいづか

所在地神奈川県横須賀市夏島町外部リンクGooglemap

主な時代縄文時代

夏島貝塚(なつしまかいづか)は、日本でもっとも古い貝塚(かいづか)の1つです。この貝塚(かいづか)から、縄文土器(じょうもんどき)のセットが出土(しゅつど)しました。それらは「夏島式土器(なつしましきどき)」とよばれ、縄文時代早期(じょうもんじだいそうき)に関東(かんとう)で流行(りゅうこう)した土器のモデルです。1950年と1955年に発掘調査(はっくつちょうさ)がおこなわれ、貝がらが重なっている土の層(そう)から、土器(どき)や石の矢じり石斧(いしおの)などの石器(せっき)のほかに、動物の骨(ほね)でつくったつり針(ばり)などが出土しました。また、ハマグリ・アサリ・カキなどの貝がら、マグロ・ボラ・クロダイ、イノシシ・シカなどの骨が大量に出土(しゅつど)しました。これは昔の人々がこれらの食べものを食べた後に、貝がらや骨を捨(す)てたと考えられています。今のゴミ捨て場と同じですね。こうした出土品から、夏島貝塚(なつしまかいづか)のあたりに住んでいた人々は、秋には木の実をひろったり、動物を狩(か)り、海で魚や貝をとるなど、豊かな生活を送っていたと考えられています。

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