神奈川県

池子遺跡群

いけごいせきぐん

所在地神奈川県逗子市池子 池子住宅地区及び海軍補助施設内外部リンクGooglemap

主な時代弥生時代

池子遺跡群(いけごいせきぐん)は、逗子湾(ずしわん)から北東に約2㎞の、アメリカ軍家族の住宅地(じゅうたくち)にあった、弥生時代中期(やよいじだいちゅうき)を中心とするムラの跡(あと)です。1989年から1994年にかけて、発掘調査(はっくつちょうさ)がおこなわれて、大量の土器(どき)のほか、農具(のうぐ)をはじめとする多くの木器(もっき)、つり針などの骨角器(こっかくき)、鹿(しか)の骨(ほね)を使用した占(うらな)いの道具である卜骨(ぼっこつ)などが発見されています。なかでも、ふつうは地中でくさってしまい、残ることは少ない木器(もっき)がたくさん出土(しゅつど)しただけでなく、完成品とともに、つくりかけの未完成品も多く、木器(もっき)のつくり方がわかるので、全国的にも注目されています。こうした出土品(しゅつどひん)から、この遺跡(いせき)には、占(うらな)いや儀式(ぎしき)などをおこなっていた人物や、農業(のうぎょう)だけではなく大型の魚を捕(つか)まえて生活する人々がいたことを知ることができます。

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