神奈川県

神崎遺跡

かんざきいせき

所在地神奈川県綾瀬市吉岡3425−5外部リンクGooglemap

主な時代弥生時代

神崎遺跡(かんざきいせき)は、弥生時代後期(やよいじだいこうき)のムラの跡(あと)です。発掘調査(はっくつちょうさ)で、住居(たて穴建物)の跡(あと)や、ほったて柱建物の柱の跡(あと)などが発見されました。ムラのまわりには幅2m、深さ2mほどの濠(ほり)が掘(ほ)られ、ムラをかこんでいた環濠集落(かんごうしゅうらく)であることがわかりました。また、この遺跡(いせき)から出土(しゅつど)した土器(どき)の95%以上は、愛知県(あいちけん)や静岡県(しずおかけん)西部など、東海(とうかい)地方で出土(しゅつど)する土器(どき)とよく似ています。これらの土器(どき)を調べた結果、もととなったねん土は、神崎遺跡(かんざきいせき)のまわりでとれる土であることがわかりました。つまり、移動(いどう)してきたのは土器(どき)ではなく人であり、神崎遺跡(かんざきいせき)は「移住者(いじゅうしゃ)のムラ」であると考えられています。

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