長柄桜山古墳群(ながえさくらやまこふんぐん)は、葉山町(はやままち)と逗子市(ずしし)の境(さかい)の丘(おか)にある2つの前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)からなり、1999年に発見されました。古墳時代前期(こふんじだいぜんき)につくられた、神奈川県(かながわけん)に今も残る古墳(こふん)では、最大級の古墳群です。第1号墳は墳丘(ふんきゅう)の長さ約90m、第2号墳は長さ約88mです。第1号墳からは埴輪(はにわ)のかけらが出土(しゅつど)していて、後円部(こうえんぶ)の頂上(ちょうじょう)のまわりには埴輪(はにわ)がめぐっていたことが明らかになっています。また、遺体(いたい)は粘土(ねんど)でおおわれた木棺(もっかん)に埋葬(まいそう)されていました。第2号墳のくわしいことはわかっていませんが、第1号墳にはみられないふき石があることが大きな特徴(とくちょう)です。
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