神奈川県

馬絹古墳

まぎぬこふん

所在地神奈川県川崎市宮前区馬絹994-10外部リンクGooglemap

主な時代古墳時代

馬絹(まぎぬ)古墳は、7世紀後半ごろ、矢上川(やがみがわ)を見おろす標高43mほどの台地に作られた円墳(えんぷん)です。墳丘(ふんきゅう)は直径が約33m、高さ約6mで、ふき石でおおわれており、墳丘(ふんきゅう)のまわりには幅3.5m、深さ1.5mほどの(ほり)がめぐっています。横穴式石室(よこあなしきせきしつ)は、3つの部屋がならんでおり、全長が約10mもある大型の石室(せきしつ)です。この古墳(こふん)は、つくり方や石室(せきしつ)の様子などから、朝鮮半島(ちょうせんはんとう)の古墳(こふん)の影響(えいきょう)を強く受けていると考えられています。また、いちばん奥の玄室(げんしつ)とよばれている部屋の壁(かべ)や入口の門などには、円や形がわからないもようが白色で描(えが)かれています。副葬品(ふくそうひん)は、盗掘(とうくつ)されて残っていませんが、玄室(げんしつ)などから、遺体(いたい)をおさめる木棺(もっかん)に使ったと思われる鉄釘(てつくぎ)が79本も発見されていて、複数の木棺(もっかん)が埋葬(まいそう)されていたと考えられます。

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