縄文時代前期(じょうもんじだいぜんき)の遺跡(いせき)で、黒浜貝塚(くろはまかいづか)とともに、埼玉県(さいたまけん)を代表する貝塚(かいづか)として知られています。1938(昭和13)年に発見された後、たびたび発掘調査(はっくつちょうさ)が行われ、60軒(けん)の住居(たて穴建物)の跡(あと)が直径160mの輪(わ)のように広がることや、住居(たて穴建物)の跡(あと)には貝がすてられ、貝塚(かいづか)となっていることがわかりました。貝はヤマトシジミとよばれる、海水と真水(まみず)がまじる場所に住むものが多く、当時の海の様子がよくわかります。また、クロダイなどの魚や、イノシシ・シカなどもみつかっていて、人々が何を食べたのかがよくわかります。
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遺跡の様子
貝を捨てた建物跡
復元された建物