栃木県

車塚・牛塚古墳

くるまづか・うしづかこふん

所在地栃木県下都賀郡壬生町壬生甲外部リンクGooglemap

主な時代古墳時代

円墳(えんぷん)の車塚(くるまづか)と帆立貝形古墳(ほたてがいがたこふん)の牛塚古墳(うしづかこふん)は、ともに古墳時代(こふんじだい)の終わりにあたる7世紀前半につくられました。車塚(くるまづか)は、墳丘(ふんきゅう)の第一段目が幅(はば)の広い平坦面(へいたんめん)になっており、その上に墳丘(ふんきゅう)がつくられることから、お正月の鏡餅(かがみもち)のような形をしています。墳丘(ふんきゅう)は、直径82m、高さ7m、墳丘(ふんきゅう)全体がふき石でおおわれています。墳丘(ふんきゅう)のまわりに幅(はば)26m、深さ4mの周濠(しゅうごう)があり、さらに外側の土手(どて)をふくめると、その大きさは直径118mにもなり、全国的にもトップクラスの大きさです。石室(せきしつ)は、天井も壁(かべ)も、板のように加工(かこう)した巨大な一枚石で組み上げられています。隣(となり)の牛塚古墳(こふん)も、やはり広い平坦面(へいたんめん)の上に全長60mの墳丘(ふんきゅう)がきづかれますが、その形は古墳(こふん)の名前どおり、牛が寝ている姿(すがた)を想像(そうぞう)させます。このように、墳丘(ふんきゅう)の第一段目に広い平坦面(へいたんめん)があること、また石室(せきしつ)に大きな切り石を使うことは、栃木県(とちぎけん)南部に特有の「下野型古墳(しもつけがたこふん)」とよばれる古墳(こふん)の特徴(とくちょう)です。

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  • 車塚古墳(右)と牛塚古墳(左)

    車塚古墳(右)と牛塚古墳(左)

  • 車塚古墳の石室

    車塚古墳の石室

  •   墳丘調査のようす(車塚古墳)

      墳丘調査のようす(車塚古墳)

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