多摩川(たまがわ)ぞいの丘(おか)の上にある縄文時代(じょうもんじだい)の終わりごろの遺跡(いせき)です。この遺跡(いせき)からは、方形(ほうけい)に石を敷(し)きならべた跡(あと)や土坑墓(どこうぼ)、甕棺墓(かめかんぼ)などが多くみつかり、この時期、東京でいちばん大きな遺跡(いせき)です。この中でとくに注目されるのは、方形配石遺構(ほうけいはいせきいこう)とよばれるもので、800個の河原石(かわらいし)を約6m四方にならべて、中央に墓(はか)をつくり、墓(はか)の中から磨製石剣(ませいせっけん)がみつかっています。また、複雑な形の土製(どせい)の耳かざりも発見されています。
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調査風景
土製の耳かざり
配石遺構