多摩川(たまがわ)の中流(ちゅうりゅう)にある古墳時代(こふんじだい)の終わりごろの、上円下方墳(じょうえんかほうふん)とよばれる特殊(とくしゅ)な古墳(こふん)です。上円下方墳(じょうえんかほうふん)は、全国に7例しかありません。古墳(こふん)は、一辺32mの方形(ほうけい)の墳丘(ふんきゅう)の上に、直径16mの円墳(えんぷん)がつくられています。埋葬施設(まいそうしせつ)は、この地方に特有(とくゆう)の特徴(とくちょう)をもつ横穴式石室(よこあなしきせきしつ)で、全長は8.8mもある大きな石室(せきしつ)です。副葬品(ふくそうひん)はあまり発見されなかったのですが、鉄の刀剣(とうけん)の鞘尻金具(さやじりかなぐ)は、銀をうめ込んで、細かなもようをえがくという高度な技術(ぎじゅつ)で作られたものでした。
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全景
石室の入り口
展示施設
現在の様子 | 展示館(てんじかん)では、石室(せきしつ)の復元(ふくげん)や出土品(しゅつどひん)のレプリカが展示されています。復元(ふくげん)された石室(せきしつ)は中に入ることもできます |
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