まわりに濠(ほり)をめぐらせた、全長109mの前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)です。『播磨国風土記(はりまのくにふどき)』には、根姫(ねひめ)を葬(ほうむ)った墓(はか)を玉で飾(かざ)らせたという話が書かれていますが、この古墳(こふん)がその言い伝えの墓(はか)と考えられています。残念ながら盗掘(とうくつ)により、後円部(こうえんぶ)の埋葬施設(まいそうしせつ)は大きな穴(あな)が開いていますが、地元(じもと)で取れる凝灰岩(ぎょうかいがん)を使った長持形石棺(ながもちがたせっかん)の破片(はへん)が残っています。
※青文字の用語の解説は、用語集ページへ
全景
長持型石棺の一部が発見された
出土した埴輪