今から約2万年前の旧石器時代(きゅうせっきじだい)の遺跡(いせき)です。旧石器時代(きゅうせっきじだい)は、家などの跡(あと)がなかなかみつからないため、人びとが石器(せっき)を作ったときに出た石のカケラや、使いすてられた石器(せっき)の集まりがみつかったところを遺跡(いせき)としています。
京都府(きょうとふ)では、2万年前の人たちが作った石器(せっき)が、他の時代にまざってみつかることが多いのですが、この遺跡(いせき)は2万年前の石器(せっき)がすてられた状態でみつかった、とても珍(めずら)しい例です。旧石器時代(きゅうせっきじだい)の人たちのくらしぶりを知ることのできる貴重(きちょう)な遺跡(いせき)です。
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発掘調査のようす
石器で肉を切ってみる
石片などがくっついた状態