京都府

久津川古墳群

くつかわこふんぐん

所在地京都府城陽市平川外部リンクGooglemap

主な時代古墳時代

支配者(しはいしゃ)たちの墓(はか)と考えられる古墳群(こふんぐん)です。なかでも、久津川車塚古墳(くつかわくるまづかこふん)は、全長約272m、墳丘(ふんきゅう)の長さ180mの山城(やましろ)地域(ちいき)でもっとも大きい前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)です。ふき石でおおわれた墳丘(ふんきゅう)のまわりには、二重(じゅう)の(ほり)がめぐっています。また、発掘調査(はくつちょうさ)によって、(ほり)をわたるための通路(つうろ)がはじめて確認(かくにん)されました。遺体(いたい)は、6枚の板のような石を組み合わせた、ひときわ立派(りっぱ)な石棺(せっかん)におさめられ、たくさんの銅鏡(どうきょう)、玉類、武具(ぶぐ)などが出土(しゅつど)しました。古墳(こふん)の形や出土品(しゅつどひん)から、この古墳(こふん)にほうむられた人物は、ヤマト政権との強い結びつきをもった、地域(ちいき)の支配者(しはいしゃ)と考えられています。古墳群(こふんぐん)の一部の古墳(こふん)が、国の史跡(しせき)として指定(してい)されています。

青文字の用語の解説は、用語集ページ

  • 空から見た 久津川車塚古墳

    空から見た 久津川車塚古墳

  • 円筒埴輪(久津川車塚古墳 出土)

    円筒埴輪(久津川車塚古墳 出土)

  • 昭和27年発掘調査のようす    (久津川車塚古墳)

    昭和27年発掘調査のようす    (久津川車塚古墳)

現在の様子久津川車塚古墳は史跡整備事業中です
戻る
error: コンテンツは保護されています
ページトップへ戻る